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-18- パッシング・ディミニッシュコード
今回はパッシング(経過する)ディミニッシュコードについてです。
たとえばキーがCの場合でこのようなコード進行があるとします。 |CM7 |Dm7 |Em7 |Am7 | 単純な Ⅰ Ⅱm7 Ⅲm7 Ⅵm7 のダイアトニックのコード進行です。 このコード進行のそれぞれをなめらかにつなぐためにこのようなコードを入れてみます。 |CM7 C#dim| Dm7 D#dim | Em7 |Am7 | ここでは1小節目の CM7 と2小節目の Dm7 をつなぐために C#dim コードが、 2小節目の Dm7 と3小節目の Em7 をつなぐために D#dim コードが入りました。 C#dimコードから解説すると 最初のCM7コードは分解すると C E G B の音が鳴っています。 その次に挿入したC#dim は C# E G でルートのC#音以外はすべてCM7と同じ音で構成されています。 つまりC#音のみがキーから外れた音ということになるのですがこのC#音は次のコードであるDm7のルートのDに半音で進行するのでルートの動きが C →C# →Dとスムーズな半音進行になります。 つまりこのC#dimコードはルート音以外は前に鳴っているCM7と共通の音なのでなんの問題もなく、ルート音も前後のコードを半音でつなぐので違和感がないので使用可能なノンダイアトニックコードということになります。 2、3小節目のD#dimに関しても同じ理由で使用可能となります。 こういった場合に使用されるディミニッシュコードのことをコードとコードの間を経過するディミニッシュコードという意味でパッシング・ディミニッシュコードといいます。 パッシング・ディミニッシュコードはルートが全音で離れたダイアトニックコードの間で使用可能となりますのでキーがCメジャーの場合だと次のように使用することができます。 CM7 C#dim Dm7 D#dim Em7 FM7 F#dim G7 G#dim Am7 A#dim Bm7(♭5) またこれらのコードはCM7 C#dim Dm7 のようにコードが上行する場合のほか Dm7 D♭dim CM7 のようにコードが下降する場合にも使用可能です。 パッシング・ディミニッシュを使用することでコードのつながりがスムーズでロマンチックな雰囲気にもなるのでバラード曲などによく使用されています。
by JazzStandards
| 2010-02-05 00:57
| 18、経過ディミニッシュコード
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